豆知識⑩唾液の働きⅠ

2018年10月04日

唾液は大切です。

①消化作用
→アミラーゼという消化酵素があり、消化を助けてくれます。

②溶解作用
→唾液に溶け込んだ味物質が味蕾(味覚受容器)に届けられる事で味を感じます。

③保護作用
→熱いものや冷たいもの、辛いものや炭酸等の刺激物、
 固い食べ物や骨は口の中の粘膜を傷つけます。これらから守ってくれるのが唾液です。

④修復作用
→歯の表面はエナメル質という硬くて丈夫な膜でコーティングされています。
 しかしエナメル質は食品中に含まれる酸や虫歯菌が作り出す酸に弱く、
 溶けてしまいます。
 そこで唾液がエナメル質の主成分であるアパタイトを修復してくれます。
 唾液によるこの修復が遅れると虫歯になります。

⑤洗浄作用
→食べたものが残っていると、その残りカスが口内の虫歯菌のエサになります。
 歯を磨くに越した事はないのですが、
 そんな口の中の洗浄を担ってくれているのが唾液です。

⑥抗菌・殺菌作用
→唾液の中には「リゾチーム」「ラクトフェリン」などの抗菌物質が口内の悪玉菌が
 繁殖しないように戦ってくれています。

⑦潤滑作用
→口の中の水分や唾液に粘性を与える成分「ムチン」が食べ物を飲み込む事や
 しゃべることをサポートしてくれています。
 口の中がパサパサになると喋りにくいし飲み込みづらいですよね。

ざっと挙げただけでも唾液の大切さがわかると思います。
次回はそんな大切な唾液の分泌を促す方法、分泌の妨げになる事を書きたいと思います。
頭の片隅にでも置いておいていただけると、きっとためになると思いますので、
気が向いたら覗きに来てくださいね。

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