腎臓について
2020年01月16日
腎臓の主な役割は『不要なものと体にとって必要な成分を分別して、捨てるものは尿に、必要なものは再吸収』という分別作業になるのですが、体にとってはとても大切な仕事になります。
この分別作業は1日に180リットルも行われていて、尿として排泄されるのは約1.5リットル。つまり99%以上は再吸収されているのです。
そんな働き者の腎臓を壊してしまうと上記のような分別がうまくできず、排泄されるはずであった不要な成分が体をまわってしまったり(尿毒症)、再吸収されるはずの必要な成分が排泄されてしまったり(糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群等)して、体に不調をきたします。
さらに怖いのが、腎臓は一度壊してしまうとほとんど回復することはありません。(発見が早ければ生活習慣の見直し等で腎機能を維持することが可能です。)
※腎機能が30%以下にまで低下した状態を『慢性腎臓病』、10%以下にまで低下した状態を『末期腎不全』といいます。末期腎不全は人工透析(上記の腎臓の役割を人工的にやる)になります。
そんな腎臓にとって一番の大敵は睡眠不足と冷え、ストレスです。こんにゃくを温めて腎臓にあてるという民間療法もあるくらいです。
腎臓について知った上で、睡眠、冷え、ストレスに気を付けて、腎臓のことをぜひ労わってあげてくださいね。